他力本願でいいじゃない
一人っ子だから甘やかされたと言われないように
両親が一緒に居なくなっても１人で生きていけるように
これはずっと私の中に残っている言葉。
そして私を雁字搦めにしていた言葉でもあります。
そんな私は人を頼ることがとても苦手でした。
「たすけてほしい」が言えなかった
「あなたは一人っ子。両親に何かあった時に
独りで生きていかないといけない。だからしっかりしなさい」
と幼い頃から、母親に言われて育ちました。
そしてもうひとつ。
【「親の顔が見たい」と言われるようなことはするな】
だから私は
なんでも一人でできるようにと頑張ってきたし
間違ったことをしないようにと生きてきました。
できないことがあれば、できるまで頑張る。
負けず嫌いの性格も手伝ったのもあって、とにかく頑張る。
でもね、頑張っても褒めてもらえることがほとんどなくて。
淋しい思いをしたことも何度かあったなぁ･･･
ただ、その経験は何にでもチャレンジしたいと思う
私の良い部分でもあり、本当にしんどかったとしても
他人を頼ることができない弱くもカワイイ部分でもあり
そうやって生きてきたからか、強い人間だと思われることも多く
雑な扱いを受けることもしばしば。
それで傷ついていたとしても誰にも何も言えなかった。
ホンマは傷ついてねんで
雑な扱いをされて傷ついていても誰にも相談できないから
「ああ、こんな扱いをされる私は不要なんだ」
と言うとんでもない結論に辿り着き、また傷つく。
それでも強くあること、強く生きていくようにと親に育てられたから、
傷ついた身体を引きずって、前を向いて進んできました。
なんでしょう･･･
「たすけて」って言ったら負けだと思ってたのかな？
弱いと思われるのが嫌だったのかなぁ？
何よりも、母親に「弱い子、できない子」と
思われるのが嫌だったのかもしれない。
母親が祖母の自慢の娘であったように、
私の母の自慢の娘であろうとしていたのかもしれない。
そうやって生きてきたら
「たすけて」のひとことが言えない大人になりました（笑）
思い切って頼ってみた
私は何を隠そう、アニメのワンピースが好き。
アニメの主人公になれるならルフィになりたい。
そのルフィのセリフで
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある」
と言うのがあります。
何もできないから助けてもらうんだ、とも。
これを聞いたときに「ルフィって強いな」とただただ感心。
一見したら弱く見えるセリフだけど、
自分の弱さやできないことをマルっと受け入れて、
だから助けてくれ、と素直に言える強さ。
そしてこういう人に人って付いていくのかも、と。
何でも一人でできると思っていた私は
きっと可愛くなかったなぁと人生半分過ぎてやっと気づいた。
そして本当の意味で「強い人」ではなかったのかも。
このルフィのセリフも
若い頃の私では刺さっていなかったと思うんですよね～、たぶん。
いろいろ傷ついて学んで気づいてきた今だから
「あ、助けてって言っていいんだ」って感じられるようになった。
私が妬ましくも羨ましい人って、
たいてい「可愛く他人に甘えられる人」だったんです。
本音で言うと嫌いに近いかも（苦笑）
でも、それは私にはできないことだから
羨ましくて仕方がないの裏返しだったりして。
世界一受けたい授業の中でも「助けて」と言えるとラクになる、と言ってたし。
自分のホームページを作ろう、と考えたときも
最初は自分で何とかできるかな～とか軽く考えていたのですが、
結局プロにお願いしちゃった!(^^)!
お陰様で自分が考えていた以上のものを作ってもらえたので、
やっぱりプロの力借りたほうがいいや、となりました。
私にはできないことがたくさんあります。
最近やっと「できない自分」も許せるようになりました。
やったことないんだから仕方がない
できないんだもの仕方がない
できない自分もいいんじゃない
やりたいことやワクワクすることにチャレンジしていくなら
できないことにかけている時間がもったいないかも！？
自分を大切に生きていくなら、そんな割り切り方も必要かもしれない、
と人生折り返し地点にきて気づいたのであります（笑）
できないもんはできない、仕方ないよね、ってことで
「皆さんのチカラを借りて生きて行こうと思います！！」
