仕事行きたくないなぁ~
毎年、ゴールデンウイークの時期になると思い出す「仕事行きたくないなぁ~」
からの電車に乗れなくなった事件(そんな大したものでもなかろう)
特にこの何年かはキャリアコンサルタントやメンタルコーチとして
仕事をしていることもあるからか、詳細に色んなことを思い出す機会も多くて。
だからなのか「またゴールデンウイークがやってきたなぁ」と
年々、しみじみ感じてしまいます(それを歳とったと言うのだよ)
今は好きな仕事をしているし、ちょっとくらいの嫌なことがあったとしても、
それは、まあ、ご愛敬って思えるし(逆に新しい価値観に出会えて楽しい)
コロナで在宅ワークで肥り気味だけど、
「生きているから、ま、いっか」って感じだし(痩せなさい)
さすがに階段で躓いて膝から落ちたのは恥ずかしかったけど。
(他人様を巻き込まなくて済んで本当に良かった)
と、今はそんな適当な感じでのほほんと生きている私ですが、
やっぱり、35歳のゴールデンウイークだけは忘れることができません。
今では良い経験だったと思うことができるけど、
あの当時は相当辛かったのですから・・・
電車に乗れなくなった
何度か書いていますが、私は突然電車に乗れなくなりました。
本当に突然!でした。
その前の日はちょうど5月のゴールデンウイークで
実家に帰ってゆっくり過ごし
「明日から仕事かぁ~ 会社行きたくないなぁ~」と
いつもと同じように感じていました。
だから重い身体を起こし、勇気を振り絞って
会社へ向かおうとしたわけですが・・・
乗れない、電車に乗れない。
怖い、人が怖い。
あんな感覚は初めてでした。
身体はもちろん足も動かない、どうしたってその場から動けない。
本当ならそこでお家に帰っても良かったと思うんだけど、
なぜか会社へ行ってしまった。
本当に「行ってしまった」って表現がピッタリ。
会社に行くことは自分の本意ではなくて、「行かねばならない」という強迫観念。
真面目な性格ゆえ、会社に「行ってしまった」
私の場合は会社に行ってしまって、それでも休みたくて
何とか病院に行くことで収拾がついたけど
あれが線路に飛び込むという行為だったとしても
不思議ではなかったな、と今なら思う。
自律神経失調症になって会社を休んで、
しばらくして退職して感じたことは
「あ、会社は私がいなくてもいいんだ」ってこと。
ホンマに歯車の一部やったんやなぁ~と。
会社なんて社長以外なら誰が社員でも一緒だと言う人がいるけれど、
究極、社長が変わっても会社は何とか回るわけだから
結局は誰でもいいんじゃないの?って話。
それよりも家族や友人にとっては私は私でしかないし、
あなたはあなたでしかなくて。
特に家族や大切な人にとって代わりの人はいない存在
だから私は自分自身の我慢の限界を越えているのであれば
その場から立ち去ってもいいと考えています。
私の場合は少し立ち去るのが遅かったけど、
それでもその場から離れたことで今の人生を過ごせているので、
逃げたことは全然後悔はしていません。
強いて言うならフリーランスにはボーナスがないのでそれがちょっとねぇ・・・(笑)
責任感が強い人、真面目な人、相手の気持ちを汲み取れてしまう人、
周りに迷惑をかけたくないと強く思う人・・・
そんな人たちはなかなかその場から立ち去ることは難しいかもしれません。
そういう時はちょっと離れてみるだけでも何かが変わるかもしれません。
1日だけ有休を取ってもいいし、
誰かに話を聴いてもらってもいいし、
好きなことだけやってみてもいいし。
もし少し疲れているな、と感じているのであれば
どうか立ち止まることも考えてみてください。
今は「幸せ」
今は好きなことを仕事にして、好きなことをして生きているので
自律神経失調症になったことが人生の岐路になったし、なって良かった。
ただ、そう思えるようになるまで時間はとてもかかったと思う。
未だに私を自律神経失調症にした原因の上司は許せないし
なんでやねん!って思ってるし
できればバチが当たってほしいとさえ願っているけれど(笑)
でもそれは仕方のないことなのかな、と。
だって人間だもの、許せないこともあるよね~と言い訳しています。
いつか、その上司にも笑って「あの時はね・・・」と文句を言えたらいいな、と。
なんて考えてたら頭の中でBGMがミスチルの「イノセントワールド」になった。
そんなことよりも、私自身が自分のことをよくわかっていない方が
問題というか課題と言うか。
自律神経失調症になったのは自分の使い方を間違っていたわけだから。
たとえ斬鉄剣を持っていたとしても包丁代わりに使っていたら、
まさに「つまらぬものを斬ってしまった」になるわけで
(知らない人は石川五右衛門で調べてね)
私は今の状態になるまで、何度か同じことを繰り返して
何度も傷ついてきました。
環境や状況、性格も含めて、
あなたを苦しめている場所からすぐに離れることは難しいかもしれません。
離れなくても距離を取ることはできるかもしれない
毎年、この時期になってあの頃の自分を思い出すたびに
私のような人が一人でも減ってくれれば、と願わずにはいられません。
もし少ししんどいなぁと感じている人がいれば誰かにお話してみてください。
周りに居なければ、無料体験を利用してみてください。
誰かに話すことで少し楽になることもあるかもしれません。
あなた自身を大切にしてくださいね。