自律神経失調症になって思うこと
今日も一日お疲れ様です。今日もよく頑張りましたっ!
今までも何度か書いてはいるけれど、
私は自分のことを楽天家だと信じていたことや
ストレスに強いと思い込んでいたから、
まさか私が心身症になるとは考えてもいなかった。
それなのに、とにかく休みたい一心で病院に行って病名を付けてもらう
という矛盾する行動をとったわけですが、
当時はそれくらい追い込まれていたのでしょう。
だってその行動が矛盾したものだとは全く考えていなかったんだから・・・
自律神経失調症になって思うこと
「自律神経失調症になってよかった!」です(2021年12月現在)
え?なんで?って思った方もいることかと思います。
でもなって良かったと心の底から思っちゃってるんだから仕方がない(笑)
とは言え、最初からそんな風に思っていたわけではないのです。
自律神経失調症になった当時は、
もちろん、私が心身症になったことも納得いかなかったし
(病名つけてもらいに行った確信犯のくせに)
大好きな人事の仕事から離れることも
(その時は天職だと思っていた)かなりのショックだったし
私をこんな状況に追い込んだダメ上司が本当に嫌いで憎かった(まあ、今でも嫌いだけど(笑))
病気のせいだとはわかっていても「世の中に自分は不要だ」
という思考に支配されていて何に対しても意欲が湧いてこない。
人に会うこともしんどいし、日常生活を送ることもしんどい。
今まで普通にできたことができなくなって余計に落ち込む・・・
と社会生活を営むためのHPが0だったわけです。
その状態を理解して受け止めるところからスタートしなきゃならないのですが、
HPが0でどこで補給できるかわからない・・・さてどうしたものか・・・が1年近く続きました。
しかしそろそろニート生活も厳しくなり、
何の治療もしなかった医者に「働け」と言われ重い腰を上げたわけですが、
会社から脱走を繰り返すという社会人としてどうなの!?な人になってしまいました。
頭が痛くて病院に行っても、精密検査をしても原因不明で、
ストレスによるものです、と医師から言われるだけでなんの解決にもならず。
そして私的にはストレスは発散できていると思っていたので、
ストレスが溜まっている理由がまさかダメ上司との関係のせいだとはつゆにも思わず。
そのあと寛解状態になるまで3年はかかっちゃったし、
同じことが繰り返される理由もわからないし、
同じことがある都度、自分はダメなんだと落ち込み続けてどんどん自身喪失。
それでもやっぱり、自律神経失調症になって良かったと思うのです。
だって自分の好きなことを仕事にして、好きなことをやっているのですから。
自律神経失調症になったからできたこと
もともと人事の仕事が好きだったのですが、
特に好きだったのは新卒の採用活動でした。
受験にきた大学生相手に色々相談に乗ったり話をするのが楽しかった。
本当は自分の会社を売り込む必要があるんでしょうが、
学生のことを考えると「多くの企業を受けて色んな人事の話を聴いておいで」
と伝えることが多かったように思います。
そんなことをしていると「田上さんがいるのでこの会社に決めました」
なんて学生も現れるようになりました。
もちろんその言葉は嬉しかったですが、
「こんなに学生のことを考えてくれているなんて」
と言う言葉が一番嬉しかったように思います。
その時から何となく、
大学生の就活の支援ができればいいのにな
という想いは漠然と抱いていたのかもしれません。
会社の中でも女子の先輩の話を聴く機会が増えたりと、
人事としてではなく何かできることはないのかな?と言う想いも抱くようになりました。
タイミングとく自分が自律神経失調症になったことで、
仕事で悩む人の相談や、もっと前の学生のうちに
納得のいく就活をして自分に合う企業で働いてほしい
そういう想いからキャリアコンサルタントの勉強を始めました。
資格を取って仕事を進めていくうちに
私のように傷つく人を減らしたい
ひとりでも多くの人が楽しく働けて生きて行ければいいのに
と考えるようになって今ここに居ます。
これは自律神経失調症にならなかったら選択しなかった道なのかもしれません。
もしかしたら10年遅れくらいで選択していたかもしれませんが、
そうなると今まで出逢った人たちには出逢えていないわけで。
だからあのタイミングで良かったし、
あのタイミングじゃないとダメだったのかもしれません。
そして自律神経失調症になって一旦立ち止まれたことで
私自身のことを考えなおしたり見つめ直すことができたと思います。
私にとって自律神経失調症になったことはプラスにしかなっていない。
やりたいと思ったことを仕事としてできていることもそうだし、
無理をしたくないときはしなくてもいい、と思えるようにもなったし。
だから私は自律神経失調症になって良かった、と思うし、
自己紹介でも言えるのだと思います。
それも私の一部なんですもの、付き合っていく方が楽しいのかもねってことで。